岡谷駅前交番1年点検「外断熱のススメ」
←1年点検のとき
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昨年に設計・監理をした岡谷駅前交番が竣工後1年を迎えたので1年検査をしてきました。
1年間は保証期間ということで、不具合やトラブルがあれば施工者が無償で修理・補修することになっています。
これは、住宅、非住宅問わず行なっています。
事前に、現場のおまわりさんに日頃気になっている点を整理してもらっていたので
それをもとに、建物の外部、内部をくまなく見てまわりました。
この岡谷駅前交番は、長野県の交番としては初めて(らしい)
外断熱工法を採用した鉄筋コンクリート構造の交番です。
外断熱工法のメリットとしてまず挙げられるのが、冷暖房効率の良さと結露のしにくさです。
建物をまるごと断熱材で包んでいるので外気温の影響を受けにくく、冷暖房の熱を外に逃がさないようになっています。
コンクリートのように重いものは熱容量が大きい、つまり熱しにくく、冷めにくいので
外断熱にすれば冷暖房の効果がさらに高まりますから、鉄筋コンクリート造は外断熱に最適な構造と言えます。
検査当日も朝のうちに暖房を少しいれただけで(長野県では4月初旬といえば、朝のうちは暖房が必要です)
その後は予熱で1日過ごせると、現場の方が言っていました。
外断熱にして良かった点がもう一つあります。それは、外壁のクラック(ひび割れ)が全く無かったことです。
コンクリートのように乾燥収縮する材料では、時間の経過とともにどうしてもクラックが発生してしまいますが
湿式外断熱の場合、下地が極めて収縮の少ない断熱材なのでクラックが入りくくなります。
通常はあらかじめ目地を設けてクラックが発生しても目立たないようにするのですが
今回は目地を設けていないにも関わらずクラックがありませんでした。
コンクリートの温度変化が少なく、結露しにくいので、内壁の壁紙も縮みや剥がれが見られず、非常に良い状態でした。
初期コストはやや高めになりますが、完成後のメンテナンスに予算が充てられにくい公共建築では
有効な工法ではないかと思います。
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