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2008年9月 4日 (木)

ほんとうのエコとは

ちょっと極端な話をします。

今や「エコ」という言葉を聞かない日はありません。

「エコ」という絶対的正義の前には誰もがひれ伏す感じです。

建築だって例外ではなく(というより一番熱心な業界の一つかも)「エコ」住宅花盛りです。

しかし「エコ」の定義は?と聞かれてはっきりとした答えを持っている人は少ないのでは?

最近の住宅チラシでよく見かける「エコ住宅」と「高気密・高断熱住宅」。

この二つ、私の中では全然違うカテゴリーなのですが、同列に考えている方も多いようです。

「高気密・高断熱住宅」はその名の通り、気密性や断熱性を高めて冷房や暖房の効率を上げましょう、というスタンスな訳で

「空調換気は機械に頼ります」というところが筋金入りの「エコ」ではありません。

「太陽光とか自然エネルギーならいいじゃないか」という意見もあるでしょうが

その設備を生産するにもエネルギーを消費しています。無くて済むなら無い方が「エコ」です。

ほんとうのエコは「どれだけ我慢できるか」ではないでしょうか。

酷暑のときに毛布にくるまって寝たり、外は極寒なのにTシャツ1枚で過ごすような家は

どんなに優れた高気密・高断熱でも「エコ」住宅ではないでしょう。

夏は暑い、冬は寒いということを家の中でも受け入れる覚悟があればそれがほんとうの

「エコ住宅」

冷暖房を使わないのだから、そもそも「断熱」という概念が必要ありません。

断熱材もいらないし、ペアガラスなんて無意味。すきま風で十分な24時間換気達成。

余分な設備がないから建築コストも大幅ダウンでいいことづくめ。

ここまで書くと聡明な方はお気づきでしょうが、これって戦争以前の昔の家に戻ることなんです。

「家の中では快適に過ごせないとイヤだけど、使うエネルギーは節約します」程度にしておくか

「エネルギーは使いません。快適なんて贅沢です。我慢します。」までやるか。

相当の覚悟がないとCO2排出-6%(現時点からは-13%)はとても無理ですよ。

でも、こたつで食べるアイスクリームはおいしいですよね・・・・

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